高齢化社会が進んでいると言われている日本では介護スタッフの人手不足に悩まされている施設も珍しくなく、AIを活用した介護ロボットを使って人手不足を補っているケースがあります。また介護ロボットを導入することで、介護スタッフの負担も軽減されるのです。介護ロボットの種類には装着型や歩行アシスト、自動排泄処理や見守りセンサーなどがあります。装着型のロボットは介護スタッフなど介護をする人が身に着けるタイプと、要介護者が装着するタイプの2種類です。スタッフなどが装着するものはベッドから起き上がるときや移動するときなどに役立ち、必要以上に力を使わずに済みます。無駄な体力を使うことがないので、介護スタッフに多いと言われている腰痛の改善にもなるのです。要介護者が装着するタイプのものは歩行の手助けや、転倒の防止をしてくれます。

歩行アシストタイプは高齢者が外に出掛けるときや、室内で移動するときにアシスタントとして活躍してくれます。ロボットにはモーターが内蔵されていて歩いているときにはスムーズに進めるように手助けし、下り坂などスピードを緩めなければならないときは適度にブレーキを掛けてくれるので便利です。自動排泄処理タイプのものは設置場所の移動や調節が出来るトイレのことで、自分でトイレに行けない高齢者向けです。脱臭機能もあり、臭いも気になりません。見守りセンサーでは認知症の高齢者の見守りをしてくれるもので、外に出て行ってしまうことがないように観察します。出歩くと音で知らせたり、介護者の元にお知らせが来たりするシステムです。